サファの自己満足

サファの日常やアレコレ~自分と向き合う好きになる~

不登校の息子よ、逃げるは負けじゃない!

決して逃げるは負けじゃないよ

戦う1つの方法だ

ゲーマーママが思う不登校になった息子へのメッセージ

 

 

 高校2年の息子が2度目の不登校になりました。

1度目は中学1年の11月頃・・・。

今回も同じ11月。

あと少しで冬休みになり あと少しで進級の時期

 

10月に楽しく修学旅行に行ってきて安心していたのですが

11月に入り学校からの電話で発覚しました。

 

「息子さん学校に来ていませんけど

お母さんご存じですか?」

 

体調が良くないと度々 遅刻や欠席が増えていたのは気になっていました

声をかけても

「うるさいな」

「大丈夫だよ」

「本当に具合悪いんだ」

と言っていた。

少したるんできたのかな・・・心配はしていました。

それがサインだったのです。

朝は一緒に家を出ていたのに

学校に行っていなかったとは・・・

親に話をしなくなる年頃

少し難しい年頃

自分にも経験がある

心配しつつ家では元気だし

動画を観ながらケラケラ笑ってるし 御飯も食べてるし

 

夜・・・息子がバイトから帰ってきたら話しなきゃ・・・。

「ねぇ、今日 先生から電話あったけど学校に行ってないんだって?

どうしたの?不良になちゃったのか~。(笑)」

「そうゆうんじゃない」

「それは わかってるよ どうしちゃったの?」

「なんでもない」

 

前の日まで元気だったのに・・・と

イジメを苦に自殺してしまう子供のニュースを見る度に

どうして周りの大人は気が付けなかったのだろうと思っていた。

私もその親になるところだった・・・

この子を守れるのは一番身近にいる大人

そう私しかいないのだ

一番この子を知ってて愛してる私しか・・・

中学の不登校の時に痛いほど感じたのに・・・

胸が締め付けられる思いだった

痛い・・・

でも この子はもっと痛い

1人で抱えていたんだ

ごめん・・・

 

息子は布団にうずくまり

「俺もうダメなんだ 学校に行きたくない!」

それから少しづつゆっくり話していきました

「俺・・・頑張ってたのに」

「まただよ・・・どうして・・・またダメだよ・・・」

完全に心は折れていました。

頑張っていたのは私も知っている

この状態の時は

どんなに前向きな話をしても届かないのです

鬱を経験している私には痛いほどわかった。

2度目の挫折、裏切り、絶望、居場所がない

「学校 行かなくっていいよ 少し休もう」

 

甘やかしと言う人も居るかも知れない

だけど これは甘やかしではないと思っている。

「弱い人間」

「強くなれ」

「頑張れ」

大人の正論で固めて そう言わないであげて

苦しみを受け止めてあげて

何より命

何より心の健康が大事

後日

仕事を休み 息子と一緒に学校へ行きました。

誰にも会いたくない事を配慮して頂いて

先生と話をしました。

 

息子は その頃は制服を見るのも嫌という状況で

学校に近づくと体調が悪くなり

吐き気や動機を訴えうずくまりました

「大丈夫!絶対にお母さんが守るから」

休み休み励ましながら やっとの事で学校に到着

校門の前

昇降口

中に入るのを怖がりました。

階段 脚が重かった。

 

先生とは

今の心境と こうなった経緯などを話し

とりあえず冬休みいっぱい休ませて欲しいと伝えました。

しかし単位の問題がありました。

別室での補習も受けられない 学校に行くのが無理と息子

とりあえず その日は帰宅しました。

 

家でも

息子は学校に行く事は無理だと

それを考えると怖いと

具合が悪くなると

とりあえず2学期は学校に行かなくってよくなったけど

これでは休みも休みじゃないな

また学校に行く日が近づくと思うと考えると具合が悪くなる

これはちゃんとしたケアにならない

休んでいるだけでは何の解決にもならない。

これでは3学期になっても学校に行けないだろう

このまま ズルズル休んで3年生になっても

ってか単位がなくなって3年生になれなかったら益々 行けなくなるし

学校にマメに連絡を取りつつ

 今の学校で解決できる事があるのか

と、あわせて

転入学を視野に入れて考えてみよう。

 

 次に私が取った行動は

通信制の高校を探すこと

 

探していると息子と同じような思いをしてる子

同じ悩みや不安を抱えてる子

そんな子達がいっぱいの学校・・・

いいね。

そんな学校なら

また歩く事が出来るのではないか

資料請求をして

電話で相談をしてみました。

息子には まだ話していないけれど見学だけでもって思いもあって

私の不安と息子の状況など

親身に話を聞いてくれアドバイスもしてくれました。

同じような子が沢山 転入してきていること

皆 同じ不安を抱え 同じ事を言って入ってきていること

お母さんが不安になってたらダメですよ

そっと背中を押せるのは お母さんしかいないですよ

 

[3年生からの受け入れの条件は2年生の単位が取れていること。]

 

もう今の学校に行く気がないのなら

早く転入して ここで単位を取らないと入れなくなる。

それが12月1日の受け入れ最終なんだとかで日にちがなく

また焦りと不安が・・・

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職場のママや塾の先生に相談をしたり

両方の学校に何度か足を運んで話をしたり

私も胸がギュウギュウに痛かったけど私が立ち止まる訳にはいかない

不安もいっぱいだった

私も怖かった

でも周りの人に相談をして道は1つじゃないって強く思えた。

 

「ねぇ、こんな学校もあるんだよ

 見学に行ってみない?」

 

そこから私の忙しい日々が始まった。

でも息子に笑ってまた進んでもらいたい。

将来の幸せの為に私が出来る事は精一杯してあげたい。

私が不安になってたらダメだ!

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学校に行かなくなってから

少し息子の行動もおかしくなってたので目を離すのが怖かった。

早朝に家から居なくなったりすることも何度かあったりして

子供の頃に遊んでいた公園とか行きたくなって・・・

なんとなく森を歩いていたら どんどん進んで行ってしまってた・・・

ただただ電車にグルグル乗ってた・・・

そんな事を口にして本当に怖かった

この子を失う そんな辛い事はない

1日中 布団にくるまり出て来ない日もあって

不安定になっていた。

あぁ・・これ私が鬱の時と似ている・・。

でも まだ鬱じゃない 間に合う

深くなればなるほど 戻るのに時間がかかる

それから友人のカウンセリングに行けせてもらうことになった。

1回目で帰りには笑顔になってる私と息子が居た。

私もギュウギュウで肩がガチガチになってて頭痛が酷くなっていた

それが軽くなったのだ

心が健康でないと身体も健康にならないのだと感じた

 

そして私と息子は学校の見学に行った

そこで どんな学校なのか

どんな子達が通っているのか色々な話を聞いた

「見学に来たって事は進む気持ちが少しはあるんだよね」

見学にさえ来れない子が居る中で偉いと言われた

泊まりで行くスクーリングに興味を持った

課題の作文を書いた

これは・・・決断していいサインなのでは?

 

それでも

大人は上手い事を言って学校に行かせたがるだけだよ信じられないよ

怖い 怖い 不安 またダメかも知れない

人の目が怖い。失敗するのが怖い。人が信じられない。

また具合が悪くなるかも。

そんな言葉が出てくる。

だけど行きたくないとは言わなかった。

 

 ゆっくり転入先を探したいと思っていたのだけど

 それでも入学手続きの日付けは迫っていた

息子が信頼している塾の先生に

単位の話も嘘ではないし

ここなら大丈夫って言葉に私も息子も勇気が出て

背中を押され決断した。

 

そこからは手続きとか書類とか お金の事とか

慌ただしかったが決まったら動くしかないのだ

今 思えば時間がなかったから動けたのかも知れない

のんびりすれば するほど決断もしずらくなる

 

そして学校を辞める

そう決めたら心が軽くなったようだ。

荷物を取りに また2人で学校に行く

やはりお腹が痛くなったり動悸がしたり具合が悪くなった

だけど先生に挨拶したいと自分で言った

仲良しだった先生方に囲まれ楽しそうに話す息子の姿に

まだ ここで出来る事があったのではないか・・・

本当にこれで良かったのか・・・

そう思ったのだが

帰りに

「もう この学校に来なくっていいと思ったら 凄く楽になった」

そう言った。

これで良かったんだ。

 

 

決して逃げるは負けじゃないよ
戦う1つの方法だ
ゲーマーママが思う不登校になった息子へのメッセージ

 

戦い方には色々ある
知ってるでしょ。ドラクエには戦う方法に「逃げる」があるんだよ。
ダメだと思ったら逃げる
それは負けじゃない。
またレベルを上げてスキル増やして 再び挑めばいい
お前はまだ死んでない

強い敵と戦ったかも知れない
ボロボロになったかも知れない
でもまだ死んでないよね
1%でもHP残っているなら 宿屋で休んで
(薬草・毒消し草)美味しい物を食べて
また戦略を考えたらいい

今は その時
お前を受け入れてくれる宿屋や行ける街は まだいっぱいある。

この家もそうだし
塾もバイトも楽しいんでしょ
お母さんだって回復のスペシャリストだよw
昔から 無茶するお前の回復してきたじゃないか
1人じゃないこと忘れてないよね?
お前は大人の仲間連れて

新しいダンジョンだってガンガン突っ込んでいく子だったじゃないかw

↓息子と私だ↓

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経験値UPだ!

むしろ今回の事はボーナスステージじゃないか!

お前は2つも高校を経験出来るなんて

まあ、母子家庭でせっかく公立高校に入れたのに

こりゃすげえ課金しちまったけどなwww

そのぶん強くなるなら仕方ないな(;'∀')

少し立ち止まって戦略を考えるのも必要
防御するため盾と鎧を強くするのか
仲間を作って誰かの背中を守る回復の魔法覚えるのか
素早さで攻撃重視なのか
戦い方は1つじゃない事 知ってるでしょ

最終的に少しづつでも進めればいいんだよ。

大丈夫!まだ歩ける
息子よ お前ならやれる。

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現在
3泊4日のスクーリングを無事に終え
話せる友達も出来た様子。


「学校どう?楽しい?」
「うん、いいよ」
そんだけかいwww


元気に学校に通っている。

 

 

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